出版を志す方々のために、
1冊の単行本が誕生するまでの工程と、そこにどんなプロたちが関わるのか、
大きく5つの流れでまとめてみました。

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1.企画‥‥編集者

 

原稿内容をどんな本にするか、企画書にまとめます。
タイトル、出版趣旨、対象読者、体裁、売り方、競合本、構成(目次)などを書きます。

企画会議にはかって採算面からも検討され、OKが出たら著者にアタック。
自費出版の場合は著者が納得する企画に練り上げていきます。

 

2.原稿作成‥‥著者、編集者、ライター

 

 著者が執筆する場合と、ライターが文章にまとめる場合とがあります。
ライターが書く場合は、著者とライターとの相性が大事になってきます。

 

3.原稿整理、デザイン‥‥編集者、デザイナー

 

 原稿が一通り完成したら、原稿をさらにブラッシュアップ(原稿整理)。
デザインワークに進み、本文のレイアウト、カバー・表紙、扉などのデザインを検討。

 

4.組版、校正‥‥DTP担当、校正者、編集者

 

原稿をレイアウトに合わせて組んでいきます。これをDTP作業といいます。
それを紙にプリントしたのが「ゲラ」です。たいてい見開きの状態で出されます。

ゲラを著者、校正者、編集者がチェック。これを2度3度繰り返し、データが完成。

 

5.印刷、製本‥‥印刷所・製本所の方々

 

 いよいよ印刷の工程へ。
製版を経て、青焼き(印刷機によっては白焼き)が出て、
ページが順番通りになっているかなどをチェックし、印刷機にかけられます。

カバー、オビ、表紙などは、色校正をおこなったうえで印刷。

製本所にまわされ、折り加工などを経て、カバー、オビがかけられ、ようやく本の形に!

ちなみに電子書籍は、4までの工程は同じで、
その後、電子書籍のデータ加工が行われて、書誌情報などをつくって出来上がりとなります。

 

まとめ いくつもの工程と幾人もの専門家が関わって1冊の本が完成します。

 企画から本が完成するまでの期間は、短くて2,3カ月、最大3年。一般には半年から1年がかかります。
こうして多くのプロの手を通してできあがるのが本(書籍)です。

これが、ネット上に溢れる情報との差です。
ネット上に無料で読める文章が増え続けても、本の信頼度や価値が薄れないゆえんでもあります。