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news | 2022.01.09
八重洲BCトークイベント報告
1月9日(日)、八重洲ブックセンター本店(東京)にておこなわれた小名木善行先生&伊勢雅臣先生によるトークイベントは、新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中ではありましたが、46名の方々に足を運びいただき、無事終了いたしました。
本イベントは、小名木善行著『庶民の日本史』と、伊勢雅臣著『この国の希望のかたち』『判定!高校「歴史総合」教科書』の発刊を記念しておこなわれたもので、
◎西洋の歴史は英雄が作ってきたが、日本の歴史はまさに庶民が作ってきた歴史であること
◎天皇は庶民を大御宝(おおみたから)として、その安寧を祈り、庶民がその祈りに応えて努力して国を作り、支えてきた
◎世の中を生きていく上で(ビジネスでも)、日本の歴史や国柄を知ることがいかに大切か
◎特にその時々に庶民が努力して切り拓いた、物語としての歴史を学校で教えてほしい
といった話が、伊勢先生が欧米諸国で働く日本人をみて感じられたこと、小名木先生のユーモアあふれるお話、目からうろこのお話などを交えながら、興味深く語られました。
参加者は、30代、40代といった若い世代も多く、以下のような感想が寄せられました。
感想に共通していたのは、知識としてだけではなく、自身の今後の生き方として両先生のトークを捉えており、歴史を学ぶことは生き方を学ぶことなのだと、改めて感じた次第です。
こうした書籍を発刊できて良かったと、勇気づけられた会でもありました。感謝。
小名木先生&伊勢先生トークイベント@八重洲ブックセンター感想文抜粋
◎新年早々に希望のわくお話をお聞きできて、良かったです。私は30代前半ですが、日本の社会はかなり行き詰まっていると感じていました。しかし本日、お二人のお話を聞き、私自身も一隅を照らす生き方をして、日本の未来を少しでも明るくできるように頑張りたいと思いました。(地方公務員・男性A様)
◎素敵な講演会でした。私も寺子屋を母と始めました。両先生のお話は自信を持って生きていくための原動力となる話だと思いました。一人でも多くの方に知っていただけるよう、一人でも多くの方が幸せに生きられるように、出来る範囲で少しずつ活動をしていきたいと思います。(会社員・女性U様)
◎今回の講演会、お二人のことを何も知らずに参加しましたが、今回本当に参加できて良かったです。学生時代、歴史がつまらなかったのは、覚えるだけで背景が浮かばず想像ができずにいたのだと今日納得することができました。大人になってから古事記や古い書物を読み出してから楽しくなり、歴史の背景や先人の思いを知ると、日本に生まれてきたことに手を合わせたくなります。先生方のお話を聞いて、当たり前にある自然に感謝し、日本の未来に希望を持っていこうと思いました。一隅を照らす人になりたいと思いました。(女性K様)
◎歴史を勉強し始めたのは最近で、両先生の本も読ませて頂いております。本当の日本の素晴らしさを再確認できたのは、両親がむかしから神仏に対して信仰が厚く、神道のことを勉強し始めたのがきっかけでした。着物の素晴らしさも知り、ご飯も土鍋で炊く、日本人らしい生活をしながら、ご先祖様に感謝し、学んだことを次世代につなげていけるような活動をしていきたいと思っております。日本をどんどん好きになります。(鍼灸師・女性I様)
◎貴重なイベントを開いて下さり、ありがとうございました。ここ数年、日本人とはどのような人種なのかと、本やYouTubeなどで学んでいます(小名木先生のYouTubeは観まくっています)。散歩の時に空き缶を拾う、倒れている自転車を起こしてあげるなど、目の前で起きていることに対して自分で出来ることをするようにしています。(男性K様)
◎政治が、マスコミが……悪いから、それをどうにかしないといけないと考えていましたが、自分が一隅を照らす重要性を知りました。(会社員・男性S様)
◎歴史年表で日本の特異性を知っていても、海外に行って土地の人々と話す機会に、10年前まで日本のことを自信をもって伝えることができないでいました。両先生には感謝しております。(会社員・男性A様)
- この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
- 書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。