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日本書紀〈2〉建国と神々の祭り 全現代語訳+解説
寺田惠子 著
シリーズ第2巻は、カムヤマトイワレビコ(第1代神武天皇)の、
日向を出立し、ヤタガラスに導かれて大和に至る建国への道のり。
謎に包まれた欠史八代の意味とは?
疫病の大流行と三輪山の祭祀、サホビコの謀反、アマテラス大神の伊勢鎮座…
ドラマチックに展開する第10代崇神天皇、第11代垂仁天皇の御代。
神話の空気をまといながら、徐々に人間の歴史へ!
カムヤマトイワレビコのミコトの建国への道のり
「神代──世界の始まり」の天地開闢、国生み、天孫降臨などの物語につづき、
いよいよ初代カムヤマトイワレビコ=神武天皇の時代が始まります。
日向を出立し、神々に導かれつつ大和へ。ヤタガラスの導き、金色のトビ、ナガスネビコの降伏を経て、建国へと至る神武天皇の足跡。
系譜のみが記される「欠史八代」の意味とは?
第2代 綏靖天皇~第9代開化天皇は、系譜(生まれや后妃、遷都)のみが記され、物語がほとんどないため、「欠史八代」と称されます。
著者は、そこから読み解ける重大な意味について語ります。
ドラマチックに展開する崇神天皇、垂仁天皇の時代
第10代崇神天皇の御代には、疫病が大流行し、国民の大半が犠牲に。自らの不徳のいたすところと感じた天皇に、神からの啓示が。
夜な夜なヤマトトト姫の元に通ってくる夫の正体は蛇だったに始まる箸墓(はしはか)伝説。
第11代垂仁天皇は、皇后のサホビメに命を狙われ、兄のサホビコによる謀反が発覚。力士の元祖、野見宿禰の登場と、野見宿禰の進言ではじまった埴輪、そしてアマテラス大神が自らの鎮座先として定めた伊勢などなど、
神々に導かれつつドラマチックに展開する物語。
※わかりやすい訳文、興味深い解説
※本文と解説を色分けし、多くの漢字にふりがなを施して、中学生から読める本づくり。
※印象的なシーンをダイナミックかつ繊細に描く水墨画を要所に挿入。
『日本書紀〈2〉建国と神々の祭り 全現代語訳+解説』
総ページ 280ページ 2色刷 ISBN 978-4-907461-45-4
定価:1,980円(本体1,800円+税)
2024年11月29日発売 ただ今、予約受付中!
日本書紀〈2〉建国と神々の祭りの構成
第一代 神武(じんむ)天皇
東征への出立
迂回と進撃
長髄彦(ながすねびこ)と金色の鵄(とび)
始馭天下之天皇(はつくにしらすすめらみこと)
欠史八代
第二代 綏靖(すいぜい)天皇
第三代 安寧(あんねい)天皇
第四代 懿德(いとく)天皇
第五代 孝昭(こうしょう)天皇
第六代 孝安(こうあん)天皇
第七代 孝霊(こうれい)天皇
第八代 孝元(こうげん)天皇
第九代 開化(かいか)天皇
第十代 崇神(すじん)天皇
疫病の流行と神々の祭り
四道(しどう)将軍と武埴安皇子(たけはにやすのみこ)の謀反
箸墓(はしはか)伝説
御肇国天皇(はつくにしらすすめらみこと)の称号
第十一代 垂仁(すいにん)天皇
任那(みまな)と新羅(しらぎ)
力士の元祖、野見宿禰(のみのすくね)
伊勢神宮の由来
殉死の風習と埴輪(はにわ)
神宝をめぐる物語
著者(訳と解説)プロフィール
寺田惠子(てらだ・けいこ)
東京都生まれ。豪州シドニー大学を卒業後、日本女子大学大学院博士課程単位修了。湘南短期大学教授を経て、現在、学習院女子大学、和洋女子大学講師、古事記学会理事、上代文学会理事。古事記、日本書紀、万葉集の講義は社会人講座等でも人気を博す。編著書に『日本神話事典』『万葉ことば事典』(共著、大和書房)などがある。ただ今、本シリーズを鋭意執筆中!
以下、続刊予定のテーマ(年2回刊行)
〈第3巻〉ひろがるヤマト(景行天皇~応神天皇) 2025年5月予定
〈第4巻〉巨大古墳の時代( 仁徳天皇~雄略天皇)2025年11月予定
〈第5巻〉海外との往来—緊張と受容(清寧天皇~欽明天皇)2026年5月予定
〈第6巻〉日出ずる国(敏達天皇~皇極天皇)2026年11月予定
〈第7巻〉大化の改新から壬申の乱( 孝徳天皇~天智天皇、天武天皇 上)2027年5月予定
〈第8巻〉律令国家へ(天武天皇 下~持統天皇)2027年11月予定