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健康・実用
呼吸が決め手! 素材のうまみがあふれ出す ふだん料理革命
深澤大輝 著
西洋料理の味付けは、塩だけ!
料理のコツは、素材の「うまみ」をいかに引き出すかにある。
そう語る著者が、野菜の「うまみ」を引き出す、あっと驚く調理法を伝授。
呼吸というすぐれたセンサーで塩梅(あんばい=塩加減、ゆで加減など)をはかる世界初、呼吸料理。
世界の伝統料理を研究し、ビーガンレストランなどで年間1000以上のレシピをつくってきた天才料理研究家が、
毎日の料理が変わる調理法とアレンジ術を一挙公開!
※おかげさまで本書は完売しました。
「自分の味」はレシピを見ていては作れない
レシピを探すと、本当にいろいろな料理があふれています。
世界各国の調理法や調味料、料理に対する考え方。
それはとても魅力的で、読んでいるうちに試してみたくなります。
新しいスパイスを買って、新しい鍋や流行のグッズを買って、レシピどおりに作った新しい料理を楽しむ。
それはとても豊かで幸せな食卓だけれど、ふと気になったりしませんか?
「おふくろの味」と呼ばれるような、「自分の味」の料理ってあるのかな?って。
自分の感覚で料理を作る。その方法を教えてくれるのが、マクロビオティックや陰陽五行に造詣の深い料理研究家・深澤大輝さんです。
玉ねぎからだしを取る
そして、だしはなんと玉ねぎから出します。
そもそもだしというのは肉や魚、野菜から出るエキスのことですから、玉ねぎのみそ汁は玉ねぎからだしを出せばよいのだとか。目からウロコですね!
また、本書には、野菜の味が引き立つ切り方や、包丁の切れ味が良くなるかだらの整え方なども。
常備菜が無限のレシピになる
本書では「玉ねぎのみそ汁」以外にも、にんじん・玉ねぎ・ごぼうなどの常備野菜を使って塩・みそ・しょうゆなどの定番調味料だけで作るレシピをたくさん掲載しています。
きんぴらごぼうやチャーハン、クリームシチューなど、一度は作ったことのあるメニューが劇的においしく変身します!
呼吸があんばいを教えてくれる
これまでの料理と違う、その一番の秘密は……
ちょうどいい“塩加減”や“ゆで加減”は、レシピ通りではなかなかうまくいかないものです。
ところが、「塩加減やゆで加減は、実は自分の体が知っているんです」と深澤さんは言います。
自分がちょうどいいと思える料理の“加減”を教えてくれるのが、「呼吸」。
そして自分の呼吸から料理の“いい加減”がわかるようになれば、どんな料理でもおいしく作れるようになる、とのこと。
一流の料理人たちは、知らず知らずのうちに「自分の呼吸」をうまく読み取っているのかもしれませんね。
その感覚を磨いていくことで、料理がうまくなるだけではなく、食べたいものが変化したり、体調まで良くなっていく……というオプションも付いてくるのだそうです。
(写真撮影・村井明広/スタジオクリアツィオーネ)
世界の伝統料理を研究し、ビーガンレストラン「湯島食堂」などで年間1000以上のレシピをつくってきた
料理研究家・深澤大輝さんが、毎日の料理が変わる調理法とアレンジ術を一挙公開。
呼吸が決め手! 素材のうまみがあふれ出す
ふだん料理革命
深澤大輝 著
A5判並製・164ページ(カラーページ多数)・定価1600円(税別)
※おかげさまで、本書は完売しました
<構成>
1章 素材の味が料理を変える
2章 料理は呼吸する
3章 味が引き立つ野菜の切り方、下ごしらえ
4章 常備の野菜でつくる展開料理10種
5章 料理のバリエーションを広げる
6章 「菜食肉食・食べ分け」のススメ
7章 呼吸料理を極める
プロフィール
深澤大輝(ふかさわ・たいき)
料理研究家。大正時代からつづく製粉製麺所(静岡県富士宮市)を営む家庭に生まれる。
2008年大阪大学卒業。大学ではヨーロッパの言語を中心に十数カ国語を学ぶ。言語と文化の関係から食文化へと興味を広げ、世界の伝統料理のエッセンスを探究。
一方、自身の健康を崩したことから食事療法や気功を学ぶ。ビーガンレストラン湯島食堂などで年間1000以上のレシピを提案。
2011年食と心の研究所Ygg Lab.(ユグラボ)設立。素材のいのちを活かす呼吸の料理を提案するかたわら、食を通した心身の総合的ケア、フードサイコロジーを提唱。
Ygg Lab. URL http://ygglab.jp
メディア情報
岳南朝日新聞(2014年12月25日号)で『ふだん料理革命』が掲載されました!
2014年12月3日発売の家庭菜園誌『野菜だより』(2015年1月号)で
『ふだん料理革命』が紹介されました!
2014年11月10日発売の雑誌veggy(vol.37)で『ふだん料理革命』が紹介されました!