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blog | 2020.04.19

資金がなくても出版できる方法②~スポンサーの獲得~

資金がなくても出版できる方法のひとつとして、前回はクラウドファンディングを紹介しました。

今日は、もう一つ紹介します。スポンサーの獲得です。

 

スポンサーって、どんな人?

 

スポンサーというと企業を思い浮かべるかもしれません。

もちろん企業から支援をもらえたらいろんな仕掛けもできますよね。

「でも、自分には関係ない」と思わないでください。

スポンサーは企業とか一部のお金持ちにしかできないことではなく、

たとえばクラウドファンディングも個人のスポンサーの集まりであるわけです。

親や親戚、友人が資金を提供してくれたら、それもスポンサーです。

 

出版応援団みたいに資金協力をしてくれる人々も、スポンサーです。

たとえば1口10万円を十数人集めることができたら、スポンサーによる出版も夢ではありません。

 

スポンサーによる応援のいろいろ

 

弊社で出版した本にもスポンサーの応援によるものが何冊もあります。

スポンサーの応援の仕方にはいくつかあり、

 

  • 本の制作費を直接出版社に支払うというやり方
  • 出版した本を数千部単位で購入して著者にプレゼントというやり方
  • 本を書店に置いて、それを購入したり、売れ残った本を買い取ってもらうというやり方

などなど。

 

つまり、スポンサー側から見れば大きく

・本を出してあげるという応援

・書店に流通させて、著者として世の中にデビューさせてあげるという応援

の2パターンの応援があります。

 

こんな波及効果も!

 

うちで出版したスポンサー応援本で面白いことがありました。
ある大型書店で売上げ1位を目指そうと、著者のファンに呼びかけ、イベントを開催したのですが、その裏でスポンサーがいろいろと動いてくださいました。

すると、1位にはならなかったもののビジネス部門で2位になったのです。
それを見た新聞記者から我が社に電話があり、

「面白そうな本だが、どんな内容なのか詳しく教えてほしい」と。

待ってましたとばかりに本書の魅力を話したところ、全国各紙の新刊紹介の欄に掲載されたのです。

新刊紹介の影響で、この本は瞬く間に売れていきました。

こんな波及効果もあるんですね!

良本和惠(グッドブックス編集長)

 


この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。