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blog | 2016.11.10

1日2食で体が軽くなる!〜深澤大輝さんからの食べ方のススメ

深澤大輝さん、撮影・村井明広

 

なんとなく体がだるいときや、風邪のひき始めなど、

「ちゃんと食べないと元気になれないよ」

と言われて育ってきた人は多いでしょう。

体調が悪いときほど、栄養価の高い食事を摂ろうと努力していませんか。

 

じつは現代の食生活では、その必要はまったくないのです。逆に、

「体調が悪いときには食事は抜くほうがよい」

「1日2食にすれば体が軽くなる!」

と、元ビーガンレストランシェフで現在はオーガニックレストランの監修などもおこなっている料理研究家の深澤大輝さんは言います。

 

疲れたときには消化器官を休めることが大切

 

「僕は料理の仕事をしているので、味見や試食などで常に胃袋に何かが入っている状態です。だから、休日にはわざと食事を抜いて消化器官を休めることがよくあります。

そうすることで体がリセットされ、体が軽くなったり、頭がすっきりしたり、舌の感度が良くなったりするのです。

食事を抜くことで体調を整えているわけです。

 

昔は体調が悪くなると、

『精のつくものを食べなさい』

とお医者さんや家族に言われて、普段は食べられないような動物性のもの(卵や肉)や甘いもの(バナナなど)を特別に食べたりしていましたが、それは時代的に栄養不足の人が多かったせいもあるでしょう。

食事の量が足りないことから起こる体調不良には、栄養価の高い食事が必要です。

ですが、現代の食生活においては、どちらかというと栄養過多の人のほうが多いのではないでしょうか。

消化するのに時間がかかる動物性の食事をひんぱんに摂るため、消化器官はつねにフル稼働し、疲労しています。

それなのに体調が悪いときにさらに栄養価の高いものを摂ると、余計に胃腸への負担を増やしてしまうのです。

 

ただし、栄養過多でもインスタント食品ばかりなど、極端にバランスの偏った食事をしている場合には、きちんとした食事を摂ることで体調が改善することがあります」

 

朝食を抜いて1日2食に

 

さらに深澤大輝さんは語ります。

「一度、食事を抜くことの心地よさを味わってみてください。

僕はときどきプチ断食をしていますが、やる気がある方は本格的に断食にチャレンジしてみると、体調の違いがはっきりわかると思います。

ただし、本格的な断食には専門家の指導が必要です。ひとりで行うのには危険が伴いますので注意してください。

 

本格的に、とまではいかなくても、興味はあるという方は、まずは朝食を抜くことから始めてみてはいかがでしょうか。

そうすると、夕食を食べてから翌日の昼食まで、半日以上消化器官を休ませることができます。

お菓子などの間食をまったくせずに、1日2食であれば、食べる「量」を減らす必要はありません。

朝食を抜いて空腹の状態を味わえるようになると、自然と満腹センサーが正常に働きはじめます。何日か続けることで、自分の適正量が認識できるようになるのです」

 

朝食を抜くだけなら気軽に始められ、費用もかからないので、試してみる価値はありそうです。

 

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この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。