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blog | 2015.07.06

天中殺と読書

算命学によれば、
私は昨年と今年が天中殺で、
月の天中殺は、6月7月とのことです。

 

6月1日は、親友のダンナさんがお亡くなりになったという知らせで始まりました。
私は九州に出張中で、通夜・告別式に参じることも、友人たちに知らせることもできず、
「天が味方しないとはこのことか」と思いました。

 

天中殺とは天地人のうち天がまったく味方しないのだそうです。
その分、地縁や人の縁を大切にせよと書かれていました。

 

それから1カ月が経ち、不思議なことに、
次々とやってくるご縁が同じテーマを連れてくるのです。
これには驚きました。テーマについてはまたの機会に。

 

 

もうひとつ、変わったことと言えば、
活字中毒か、といわれるくらい本を読みました。
仕事の合間に、アマゾン、書店、図書館で毎日のように本を調達し、
電車内はもちろんのこと、駅のベンチで、公園のベンチで……、
歩いている間も寝る間も惜しいほど読み続けました。

 

天中殺の時期は、
外に出て行くよりも、内を固めよ。よく学べとあります。
学びたくなる時期でもあるんですね。

 

逆に、アウトプットがとても億劫に感じられます。
そういうことで、このブログもしばらくぶりですm(_ _)m

職業柄、本はカバンに必ず1,2冊しのばせて動いていますが、
これほど本が面白いと思えたことはないかもしれません。

何が面白いかというと、本を通して著者の人生や世界観、哲学に触れ、
私の中の知らない私(深い知性?)を刺激し、啓いてくれるからだと思います。

 

出版の世界は年々、実用書の割合が増えていっているようです。
人文書のみでは食べていけない出版社がこぞって実用書に進出しているからです。

たとえ実用書の形に姿を変えたとしても、
行間の奥に哲学や世界観を感じ、味わえるものであってほしい。
読者としてそうあってほしいから、
私はそういう本を作り続けていきたい。

と、そんなことを思いました。

 

まとまりのない話で失礼します。
これも天中殺ゆえとご寛恕ください。

(書籍編集者 良本和惠)

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この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。