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blog | 2018.06.29

神道の心と「祓戸」~清め尽くしておこなう神への祈り~

祓戸(はらいと)とは

 

この写真は、三峯神社の拝殿下の右側にある「祓戸(はらいと)」です。

私は、新嘗祭(にいなめさい)の取材をさせていただいた折に、祓戸のことを知りました。

 

新嘗祭などの大きなお祭りは、神主さんが肉食や嗜好品を絶って前日よりお籠もりをおこないます。

祭りの当日、手を清め、口をすすいだ神主さん一行が祓戸の前に進み、祓戸の大神に祈りを捧げ、幣で祓い清めます。

祓いの儀式の後、拝殿・本殿でおこなわれる新嘗祭へと向かっていかれました。

 

新嘗祭については『三峯神社  開運ビジュアルブック』に、その様子を写真で掲載しています。

 

祓いの起源は、黄泉の国から帰ったイザナギノミコトの禊ぎ祓い

 

祓戸とは、立て札に書かれているように、祓いを行う場所です。

そこに祀られている神が「祓戸大神(はらいとのおおかみ)」

 

祓いの起源は、古事記の神代の巻にあり、イザナギノミコトが黄泉の国からの帰還の途中、筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原でおこなった禊ぎと祓いから来ています。

禊ぎは、水で体を洗い清めること。祓いは、心身の不浄を取り除く神事です。

祭祀に先立って、神主さんが

「イザナギノオオカミ ツクシノ ヒムカノ タチバナノ オドノアハギバラニ ミソギハライシトキニ ナリマセル ハライトノオオカミ…」

という祝詞を上げておられるのをお聞きになった方もあるかと思いますが、ここに登場するのが祓戸の大神です。

 

神道が大切にする「正直」「清浄」「誠」

 

神道には聖典や仏典に当たるものがないため、教義が存在しないと言われますね。

しかし何を大切にしているかは、神社や祭祀の中で伝えられているそうで、

それを分かりやすい言葉に置き換えると、「正直」「清浄」「誠」となるそうです。

 

体を清潔に保ち、明るく清らかに、偽りのない心で生きる

ということになるでしょうか?

 

どうしても私たちの心は日常生活の中で濁っていきます。

せめて朝夕には、清めて祓って神に向かう神主さんの姿のように、神に手を合わせたいものです。

(写真と文 グッドブックス  良本和惠)

 

このほど『三峯神社 開運ビジュアルブック』を出しました。

ご購入は、こちらから>>>

私は編集を担当。三峯神社の食堂や喫茶店、鳥居前の大島屋さんに置いてありますので、見てくださいね。

もちろん、書店やアマゾンでも販売しています。詳しくはこちらをご覧ください。>>>

この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。