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blog | 2018.05.30

「白い氣守」の白の意味とは?

白だけじゃない、三峯神社の「氣守(きまもり)」

あまりにも人気で大渋滞が起き、当面のあいだの頒布が休止となった「白い氣守」。

氣守は白だけじゃないって、知ってました?

赤やピンク、青、緑もあるんですよ。

白と同じように、「氣」の文字が入っていますし、中に納められているものも同じのようです。

しかも、こちらはついたちに限らずいつでも社務所で購入でき、頒布価格も白色の半分です。

 

他の4色と白い氣守、何が違う?

 

では、何が違うかというと、

ひとつは、「白い氣守」は、頒布される日の早朝にお祓いをして出されるそうです。

お祓いしたてのお守り、ありがたいですね。多くの方が並んででもいただきたい気持ち、わかります。

 

そのほか、白い氣守には「白」という色に特別な意味があるようです。

これは三峯神社の中山宮司から直接うかがった話です。

『三峯神社 開運ビジュアルブック』の宮司インタビューでのお話ですが、 ブログの読者の皆さんにおすそ分けしますね。

 

白は古くから太陽の光の色と言われ、神聖な色なんです。

穢れを忌む祭儀の装束にも白が使われます。

また、白には再生という意味もあり、物事の始まりを表す色でもあるのです。

月がスタートする朔日に頒布するのは、このような意味が込められています。

 

 

「白」にはじまり「白」に終わる神道

 

さらにこんなお話もうかがいました。これは本には載せてない内容です。

神道は白に始まり白に終わるのだそうです。

神主さんになりたての頃は、袴の色は白。

修行を積み、身分が上がっていく中で、水色、紫、紫に紋と変わっていきます。

そして、最後はまた白となる。

しかし皆が皆身に着けることができるものではなく、特級に認定された方のみで、全国にはあまりいらっしゃらないようです。

三峯神社の宮司さんは特級で白。「白い氣守」は特級になられた頃に出されました。

 

山岳地帯の山の頂上にある神社を守っていくことは大変なことです。

歴代の宮司、山主は大変なご苦労を重ねられました。

ご本人がおっしゃったわけではありませんが、白い氣守には、そのご覚悟も投影されているのだと想像します。

 

ちなみに、私も「白い氣守」をいつもバッグの中に入れて、持ち歩いております~

(グッドブックス 良本和惠)

『三峯神社 開運ビジュアルブック』は三峯神社の深い世界にいざなう内容となっています。それを通して神道の心も感じていただきたいと思っております。

詳しい内容は、こちらへ>>>

三峯神社にまつわる記事をたくさん書いていますので、こちらも読んでくださいね。「三峯神社で開運!」というカテゴリーです。

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この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。