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blog | 2018.07.06
三峯神社と水の話
天水桶と東京五輪
これはなんだと思いますか?
三峯神社の拝殿下の階段の両脇にあります。
天水桶(てんすいおけ)というのだそうです。
天水=雨、つまり雨水をためておく桶。昔の防火用水です。
でもこれはどう見ても金属製、ですね。
神社の方によると、これを作ったのは東京五輪の聖火台を作った方だそうです。
いや、びっくり!
調べてみると、東京五輪の聖火台は、埼玉県川口市の鋳物師の鈴木萬之助・文吾さん親子だそうです。
五輪の聖火台には感動秘話がありました。ぜひググってみてください。
火伏せの神さま
水と言えば、三峯神社は火伏せ(火難除け)の神さまでもあります。
大火にたびたび見舞われた江戸時代の人々にとって火事は怖い存在だったにちがいありません。
三峯の「火防」のお神札は霊験あらたかだったようで、徳川将軍家に献上するほどでした。
神社の方が、「あそこにも水が描かれているでしょう?」
と指の先を辿ると、拝殿の屋根にも。ちょっと暗いですが、鳳凰の下のほうに瓶から水が流れているのが見えますか?
こちらにも。手水舎の龍が口から水を噴いていますね。
水は龍と関係があるようですよ。
三峯神社の境内で、水と龍を探してみてはいかがでしょうか?
(写真と文 良本和惠)
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私は編集を担当。三峯神社の食堂や喫茶店、鳥居前の大島屋さんに置いてありますので、見てくださいね。
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- この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
- 書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。