blogブログ
blog | 2024.12.26
『文藝春秋』に載りました
年末に嬉しい記念品が届きました、文藝春秋さんから記事掲載の写真が額縁に入って。
『文藝春秋』10月号グラビアページ「同級生交歓」の一枚です。

代表の一人、良本和惠が高校の同級生とともに掲載されました。
私はどちらかというと文章を書く要員だったのではないかと思うのですが、とても良い記念になりました。
私はどちらかというと文章を書く要員だったのではないかと思うのですが、とても良い記念になりました。
活躍する同級生たちのおかげです、ありがとう!
せっかくだから、以下に文章を貼り付けますね。
* * *
地元ではいちおう進学校だった。
男子は下駄履きで、カランコロンと音を立てながら通学していた。そんなバンカラな男子に憧れた女子がたくさんいた。
「たくましき前進者たれ!」(校是)と、熱く語る先生方がいて、体に染み込んだ。
九州の故郷を離れ、進学・就職のため上京した卒業生は多く、年に一度開催される東京鞍陵会には、旧制中学時の大先輩から若い後輩まで約二百名が一堂に会する。
私たち三十一回卒業生は、還暦を数年前に迎えたが、代表や役員として組織を率い、あるいは研究者として、今も活きがいい。
有機EL材料研究をはじめとして、ディスプレイ産業の発展に貢献した中村くん。
デザイン心理学で特許取得、千葉大工学部初のベンチャーを立ち上げた好恵ちゃん。
五百名以上の看護師の頂点に立って医療現場を担っている淳子ちゃん。
出版取次大手「日販」を早期退職し、タクシー会社で東京一を目指す竹丸くん。
日本のアニメコンテンツを世界中に届けようと日々奮闘している野田くん。
住宅メーカー、国交省所管の団体を経て会社の役員として活躍する飯野くん。
半導体設計DAD開発・販売を行う会社を率いて連夜接待に明け暮れる松尾くん。
「大手ができない本を作る!」と意気込みだけは大きい、小さな出版社の代表、良本。
集まれば、方言炸裂の仲間たち。しかし友だちといえども共有できない苦労もある。それを支えるのが「たくましき前進者たれ」の精神なのだ。(良本)


- この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
- 書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。