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blog | 2016.10.19

読書をするのにベストな時間帯とは

 

読書をすることで得られるメリットは多岐に及びます。

好きな本を読むことでリラックス効果も高まり、多くの知識を読書によってインプットすることで、思いもよらない場面で役に立つ可能性も。

効果的なアウトプットをするためには、ボリュームのあるインプットも必要ですが、ここでは読書と時間帯との関係について述べたいと思います。

 

 読書の時間帯のベストは「朝」

 

読書をするのにベストな時間帯は、朝です。

朝は、脳の神経細胞が結びつきやすく、読書や勉強から効果を引き出しやすいと言われています。   

神経細胞のニューロンの新しい結びつきが、潜在能力を引き出してくれるのです。

 

また、朝食前の少し空腹な状態は集中力が高まる傾向もあるため、

早朝の時間帯が読書をするのには効果的です。

ただし、読書に長時間集中してしまうと、エネルギー不足に陥り、脳に悪影響を及ぼしかねないので注意しましょう。

 

「今日が始まる」といった新鮮な気持ちになる朝は、本を読むのに適しているのみならず、最も効果的なのです。

 

脳の働く時間と読書効果

 

脳の働く状態は時間帯によって変化します。

目的別に、適した時間を選んで読書をすると、高い効果が期待できます。

 

自分の意識や能力を高めたいならば、朝が効果的です。

朝は実現したい方向性をイメージしたり、そのために行動する意欲が起きやすいのです。

 

また朝は、ドーパミンが分泌されやすい時間帯のため、気持ちが前向きになることから、

難解な本に挑戦するモチベーションを保つことができるでしょう。

 

一方、夕食前は、朝食前の時間帯に次いで集中力が高まる第二の時間と言われます。そして、夕食後から寝る前はリラックスの時間帯に移ると言われています。

就寝直前は、睡眠が記憶を定着させるので、これまた大切な時間帯です。

 

時間帯によるおすすめの本

 

朝の時間帯におすすめしたい本は、自己啓発本やビジネス本です。

「このようになりたい」とイメージをして実現するための意欲を、脳細胞が後押ししてくれるので効果的です。

他の時間帯よりも積極的に取り組もうとする方向に考えが向きやすいのです。

 

通勤時にも、朝の脳細胞の働きを活かして勉強したい分野の本を読むのもよいでしょう。

しかし通勤がストレスな方は、心理的負担を軽減するために、小説やエッセイなど好きなジャンルを選ぶと気分転換になります。

 

夕食前のひとときの集中しやすい時間を利用して、再び自己啓発本やビジネス書に向かうのもよいでしょう。

 

夕食を終えたら、脳はリラックスしますので、小説やエッセイ、好きなジャンルの読み物や芸術もので、楽しむ読書がおすすめです。

 

就寝前は記憶を定着させるために効果的な時間帯なので、資格取得など内容を習得したい分野の本を読むのに適しています。このとき読んだものを朝起きてすぐに確認すると効果は倍増します。

 

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この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。