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blog | 2015.03.26

本の文字組にセンスがあらわれる

本の文字組にご注目!

 

本を読むとき、
ページのデザイン(本の文字組、組み体裁)を気にしたことがありますか?
お手持ちの本をちょっと開いて見てください。

 

 

まずは上下の余白(私たちは上下ではなく、天地と呼びます)。
上と下とではどちらの余白が多いですか?

 

柱(第◯章 ◯◯◯◯という部分)の位置は?

 

ノンブル(ページ数を表記した文字)は? 

 

本文やノンブルの書体や大きさはお好みですか?

 

1行の文字数は読みやすいですか?

 

行間はゆったりめですか? 詰まってますか?

 

見出しの入り具合は、いかがですか? 書体はどうですか?

 

ページ全体のバランスはどうですか?
本文、見出し、柱、ノンブルの関係はうまくいっていると思いますか?
 

そういうふうに注意してみると、どれひとつとして同じ本がないことに気づかれるはずです。(シリーズ物は除いて)

 

私たち本の作り手は、1冊1冊、本の内容や対象読者にフィットする本文デザインを作り上げていきます。
じつは、この作業がなかなか楽しいのです。

写真は『最期の晩餐 がん治癒へのターニングポイント』です。

 

今度は書体(活字)にご注目!

 

時代の流れの中では、
新聞活字がずいぶん大きくなったように、
本(書籍)も文字が大きくなりつつあります。
1行の文字数は減り、行間もゆったりめが主流です。

 

ページ全体の文字組みの美しさという点では、難しくなってきました。
それでも、私たちはこだわり続けようと思います。
最後に、マニアックな質問です。

 

文章の文字はどうですか? やわらかい感じがしますか? それとも力強い?
文字間隔はどうですか?
かなと漢字のバランスは?
ちなみに、わが社では、主にフォントワークスという会社の書体を使っています。
なかでも筑紫シリーズは好んで使っています。なかなかいい表情をした書体です。

本のページや書体を、こんなふうにして楽しむのも、なかなかいいものですよ。

(書籍編集者 良本和惠)

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この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。