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blog | 2018.07.24
三峯神社の最高の参拝の仕方。オススメしたい「日供祭」
三峯神社との出会いは、7年前。
取材のために足しげく三峯山に通いました。
境内のおいしい空気をいっぱい吸って散策し、長い歴史を調べていく中で、三峯の奥深い魅力に惹かれていった私。
中でも最も感動したのが「日供祭(にっくさい)」です。
『三峯神社 開運ビジュアルブック』(山崎エリナ写真、三峯神社協力、グッドブックス刊)より
まるで能舞台を見ているような…
三峯神社に行くと、皆さん、お賽銭箱の前で手を合わせますね。その目の前の部屋が拝殿です。
拝殿に上って参拝することを「昇殿参拝」と言いますが、
申込みをして初穂料をお納めすれば、私たち一般人でも参加できます。
早朝、拝殿にて朝一番に執り行われるのが日供祭です。
それはそれは、おごそかなおまつりなんです。
本殿に向かって着座すると、
三方が空け放たれた拝殿の戸から風がすーっと入ってきます。
(冷房も暖房もありませんから氷点下になる冬はご注意を!)
ドン! ドン!という大太鼓の響きとともに神職の皆さんが現れ、着座。
深々と神への礼拝ののち、一連の祈りの行事が始まります。
その立ち居降る舞い、祝詞奏上の声の響き、太鼓の音…。
すべてが洗練され、まるで能舞台を見ているようです。
『三峯神社 開運ビジュアルブック』(山崎エリナ写真、三峯神社協力、グッドブックス刊)より
祝詞によって、心身が清められていく
中山宮司にうかがったところ、一連の祝詞の中で多くを占めるのが清め祓いの言葉だそうです。
祝詞の響きと共に、ほんとうに周りの空気や自分の体・心が清められていく感じがします。
「これが毎朝365日繰り返されている。神様も下りて行かないわけはいかないと思われるんじゃないかな」、そう思ったものでした。
日供祭は通常のご祈願とは違って、一日一回、朝だけです。
ここには興雲閣という宿坊があり、「三峯神の湯」という温泉まで付いています。
ここに泊って、大自然の氣をたくさん吸って、温泉に浸かって心身を癒やし、
翌朝、すがすがしい空気の中、心を清め、神に感謝の心をお伝えする。
これが三峯神社での最高の参拝の仕方ではないかと思っています。
(グッドブックス 良本和惠)
『三峯神社 開運ビジュアルブック』(山崎エリナ写真、三峯神社協力、グッドブックス刊)は、
四季折々の三峯山の姿、祭祀の模様、歴史、境内案内と、写真集+ガイドブック的要素を盛り込んだ、美しい本です。
日供祭についてももう少し詳しく記しています。こちらもぜひご覧ください。
詳しい内容は、こちらへ >>>
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- この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
- 書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。