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blog | 2016.02.16

責了(せきりょう)

いよいよ責了(せきりょう)の日がやってきました。

山本トースネスみゆきさんの

足かけ3年の企画『セルフイメージ革命』を手放します。

 

責了とは、責任校了の略で、

「修正の責任を印刷会社にバトンタッチします」という意味です。

いまは、印刷にかける前の面付け確認の白焼(しろやき・昔は青焼と呼んでいました)
をもって責了とするところが多くなってきています。

(上の写真は白焼です) 

 

足かけ3年と言っても、

執筆に丸3年かかったわけでも、途中休んでいたわけでもありません。

 

著者の持ち味を本という形にどう納めるかをめぐっての企画の試行錯誤に約半年、

執筆に約1年、

デザインに3カ月(すべてのページにデザインを施しています)、

あとは調整や印刷製本に2カ月で、計2年と数カ月というわけです。

 

本づくりは、丁寧におこなうと、このくらいはかかってしまいます。

 

山本トースネスみゆきさんは、

アメリカの大学で看護学学士号と修士号を取得後、

在宅ホスピスナースとして看取りの現場に立った経験を元に、

「その人らしい生き方」を、死の直前ではなく、もっと若いうちに求めてほしいと、

医療の現場を飛び出し、独自の活動を始めました。

 

ヒューストン大学のブレネー・ブラウン博士など、著名人に師事して学び、2013年に帰国。

いまは、心身医学、死生観、人間関係システム、体感ベース心理学、脳科学などの理論に基づいて、国内外でセミナーや企業研修を行っています。

 

私が彼女と出会ったのは、帰国してまもなくの2013年。

弊社の最初の本、『最期の晩餐』の著者、藤岡典代さんを介してでした。

日々がん患者さんに向き合う藤岡典代さんと山本トースネスみゆきさんの視点が非常に近かったことが印象的でした。

共通の視点とは、人間の幸福や本当の喜びについて深く追求しておられるという点です。

 

山本トースネスみゆきさんはEQカレッジを主宰され、

じつは私はプロコースの生徒で、3年目になります。

 

ワークショップ形式(体験型講座形式)でおこなう

著者のファシリテーターぶりはじつにみごとです。

 

読者がファシリテーターに導かれながら、

本当の自分に出会っていくような本ができないものか……。

その試行錯誤の末に出来上がったのが
ワークブック形式の『書込式・7週間セルフイメージ革命』です。

内容の詳細は、こちらから>>>

 

(書籍編集者・グッドブックス編集長 良本和惠)

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この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。