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blog | 2016.09.17

自費出版と商業出版のメリット・デメリット

いずれ本を出版したいと思っている人のほとんどが、
自費出版ではなく商業出版を願っていることでしょう。

商業出版は著者にとって費用負担がなく、
印税まで付いてくるのですから、良いことずくめのようですが、
じつは商業出版にもデメリットがあり、
自費出版にも商業出版では得られないメリットもあるのです。

1.自費出版の最大のメリットは、著者の意向に添った本づくりができること

出版社にとって誰がお客さまかというと、
自費出版の場合、費用負担をしてくれる「著者」です。
商業出版の場合、本を買ってくれる「読者」です。
(書店員や取次という考えもあります)。

ですから、自費出版を手がける出版社は、
お客さまである著者の意向を最大限尊重しながら、
出版のプロとしての提案を盛り込んでいくという作業をしていきます。

タイトルやカバーデザインについても同様に、
著者の意見が優先されるはずです。

つまり、著者にとって、納得のいく本づくりが可能なのです。
自費出版の著者は、遠慮せずに「自分はこういう本を作りたい」と主張すべきなのです。
良心的な出版社なら、予算の範囲内でそれを最大限実現するよう努力してくれるはずです。

2.商業出版のデメリットは、著者の意向は二の次となること

商業出版の場合、どのように企画が進行していくかというと、
・出版社(編集者)が練り上げた企画を著者に持ち込んで、執筆に入るというパターン
・著者が出版社に原稿を持ち込むパターン
・著者と出版社が「こんなものを出したいね」といって企画を練り上げていくパターン
などがあります。

しかし、制作・販売コストは出版社もちなので、著者の希望ばかり聞いているわけにはいきません。
特に、タイトルや装丁、中身の構成は著者の意見よりも出版社が想定する読者が優先され、原稿そのものも、書き換えや加筆を要求されるでしょう。

つまり、自費出版のメリットの裏返しが商業出版のデメリットと言えます。

まとめ 商業出版では、著者の意見は本づくりに反映されないと心得るべき

自費出版のメリット──著者の希望に添って本づくりが進行する
自費出版のデメリット──費用負担が大きい。書店の店頭に置かれにくい
商業出版のメリット──費用負担なく自分の本ができ、印税も入ってくる
商業出版のデメリット──売れる本にするために著者の意向は無視されがち

*自費出版でも、商業出版のように書店で売れ筋になるようなものにしたいという希望がある場合、著者の意向は制限されることもあります。
また、自費出版を請け負う会社にも、その完成度やサービスの質においてピンからキリまであるので、注意が必要です。

 

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この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。