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news | 2022.06.03

『リスク大国 日本』書評が堺ジャーナルに掲載されました

堺ジャーナルに濱口和久著『リスク大国 日本 国防・感染症・災害』の書評が掲載されました。(6月1日号)

書いてくださったのは日本経済大学の久野潤先生です。

・自然災害偏重型の危機管理体制からオールハザード型危機管理体制への転換
・自然災害都市ランキング世界の1位の首都圏、関西5位といった災害危機の実情
・「想定外」をなくすための4つの災(防災・減災・知災・備災)の提唱
・意外に知られていいない、歴史的に30年間隔で噴火していた富士山噴火
・ハザードマップの落とし穴
等々、本書で印象に残ったことを紹介されたうえで、しかし著者がいちばん訴えかけたかったのは、本書後半部分の国防の問題ではないかと推察。そして、「稲村の火」で有名な濱口梧陵がじつは災害のみならず国防や感染症対策もおこなっており、本書が提唱するオールハザード型危機管理の先駆者であったことも書かれてあり、じつに要点を得て、紹介くださっています。久野先生、ありがとうございます。


堺ジャーナルリスク記事

 


この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。