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news | 2022.07.05

「改革者」7月号で『リスク大国日本』の書評が掲載されました

政策研究フォーラムが発行する「改革者」の7月号で、
濱口和久著『リスク大国  日本~国防・感染症・災害』の書評が掲載されました。



評者は、法学者の浜谷英博三重中京大学名誉教授で、「平易な言葉で危機管理の核心を突く」という見出しで、1ページにわたって論評くださっています。以下に一部を紹介いたします。

現代社会は時間と地域を超えて、不確実性と不安定性に満ちている。世界中の人々は、リアルタイムで報じられる事件、事故、巨大災害、国際紛争などに接し、漠然とした不安や心配とともに日常生活を送っている。

日本も例外ではない。…中略…この度、それらを危機管理の視点から網羅的に取り上げ、分析し、解説を加え、あるべき方向を示した好著が上梓された。あえて「一般書」として国民向けに課題を提示し、問題点の共有を目指そうとする同著は、前編平易な言葉で記述されながら、問題の核心を鋭く突いている。

本書がめざすオールハザード型危機管理の全体像を評者によって解説され、次のように締めておられます。

著者の幅広い経験と知識を背景に、わが国が直面している内憂外患を縦横に論じた本著は、日本国民が享受する平穏な日常が、突然破られる可能性を秘めたものである現実を憂慮し、警鐘を鳴らしている。多くの日本人に手に取ってもらいたいと願うのは、評者だけではないはずだ。

浜谷先生、素晴らしい書評をありがとうございます。

 

この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。