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news | 2022.03.29

「道徳サロン」で『判定!高校「歴史総合」教科書』が紹介されました

カフェイメージ

伊勢雅臣著『判定!高校「歴史総合」教科書』がモラロジー道徳教育財団のサイト「道徳サロン」で取り上げられました。

お書きいただいたのは麗澤大学前学長の中山理先生で、今春高校で必修科目として始まる「歴史総合」への考察の一環として、本書を詳しく紹介して下さっています。

なるほどと思わされたのは「愛国心」を「ナショナリズム」と「パトリアティズム」の2つを切り分けて考えるべきだとの以下のご文章です。

 

 

英語には「愛国心」を意味する表現としてつぎの2種類があります。
すなわち「ナショナリズム」(nationalism)と「パトリアティズム」(patriotism)です。

前者の「ナショナリズム」は、「国家主義」とか「国粋主義」とか訳されることもあるように、他国を押しのけてでも自国の国益だけは追求するという利⼰的な態度を意味する傾向にあります。このナショナリズムが最悪の形で噴出したのが、現在、中国などの一部の国を除き、世界中から非難を浴びているロシアのウクライナ侵略でしょう。

 それに対し後者の「パトリアティズム」は同じ愛国心でも、祖先から継承した日本の歴史、伝統、文化、自然などに対して日本人として誇りを持ちながら、同時にそれらを愛する態度です。それは家族共同体への愛、地域社会共同体への愛の延長にある国家共同体への愛でもあります。いうまでもなく「歴史総合」で涵養していただきたいのは、後者の愛国心です。

 

 

そういう意味で『判定!高校「歴史総合」教科書』は世界に通用する「パトリアティズム」の立場に立っており、さらに、わが国の歴史的危機を先人がどう捉え、どう打開しようとしたのかという科学的視点で捉え、これからの日本をどう考えていくのかといった未来への態度も養うことを理想としています。

「道徳サロン」の記事は、こちらよりご覧下さい>>>

 

判定!歴史総合書影

『判定!高校「歴史総合」教科書』の詳しい内容は、こちらから>>>

 


この記事の作成者:良本和惠(よしもと・かずえ)
書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。