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news | 2022.11.29
追悼、色摩力夫先生
戦時国際法の第一人者で、元外交官、大使の色摩力夫先生が令和4年11月24日に逝去されました。享年95歳。
色摩先生には、晩年、戦時国際法や国連、平和についてわかりやすく説いた『日本の死活問題』『国防と国際法』をご執筆いただき、評論家、政治家、公務員、一般読者の方々から高い評価をいただきました。
国際情勢が緊迫化する中、色摩先生にはまだまだ健筆をふるっていただきたかったです。
また、先生ご自身も、10月末まで、ご自宅の書斎でお過ごしになり、
奥様の「最後は自宅で看取りたい」とのご希望通り、ご家族に囲まれて自宅で静かに息を引き取られたと伺いました。
私どもも、晩年に色摩先生ご夫妻にはとても親しくしていただき、たくさんのご教示をいただきました。
近親者のみで行われたお通夜に、最後のご挨拶に駆けつけさせていただきましたが、棺の中の先生はスーツ姿で、穏やかな表情で眠っておられました。
我が国に多大なご功績を残された色摩先生に心から感謝を捧げますとともに、哀悼の意を捧げます。
本当にありがとうございました。
グッドブックス 代表取締役 良本光明・良本和恵
色摩先生のインタビュー記事
色摩大使に聞く（１） 現代の世界最高の戦略理論家、エドワード・ルトワック
色摩大使に聞く（2）ルパート・スミスが指摘した戦争のパラダイム・シフト
- この記事の作成者：良本和惠（よしもと・かずえ）
- 書籍編集者。1986年人文社会系の出版社で書籍編集者としてスタート。ビジネス系出版社で書籍部門編集長、雑誌系出版社で月刊誌副編集長をへて独立。2013年夫と共に株式会社グッドブックスを立ち上げる。趣味は草花や樹木を眺めること。